IHCS 2019:セレン中毒が疑われた症例の報告

2019年のインターナショナル・フーフ・ケア・サミットにおける Scott Fleming 氏(Rood & Riddle Equine Hospital 獣医師)の講演の一部をご紹介します。

 

四肢蹄の蹄冠の下1/2インチ(約1.3cm)の位置に水平な亀裂が生じた症例があった。セレン中毒により同様の徴候が見られると報告されているが、発症機序の詳細は不明である。蹄底充填剤と連尾蹄鉄により蹄叉や蹄底に負重を分散するとともに、蹄壁に生じた亀裂を補強するようにアルミ板を接着したところ、良好に経過した。

 

※ アメリカン・ファーリアーズ・ジャーナル 2019 年 5-6 月号 p.36-39 に症例の写真が掲載されています。興味のある方は是非ご覧ください。