ルード&リドル・ポダイアトリー講習会のレポート

2019年4月12〜13日、ルード&リドル・エクワイン・ホスピタルにおいて第一回目となるポダイアトリー講習会が開催されました。2日間の講習会の主な内容は、以下の通りです。

 

● 症例報告−スコット・モリソン氏(ルード&リドル・エクワイン・ホスピタル獣医師・経営者)
● 深屈腱切断術の予後に関する報告−ラウル・ブラー氏(ルード&リドル・エクワイン・ホスピタル獣医師・経営者)
● プレッシャー・プレートを用いた蹄のバランス解析報告、バイオメカニクスに関する文献の紹介、下肢部の解剖実演、角壁腫の摘出方法実演−マーティン・オースターリンク氏(ゲント大学外科・麻酔科勤務獣医師、プレッシャー・プレートを用いた馬の運動解析報告により博士号取得)
● 装蹄療法の基本概念に関する講義−リック・レドン氏(インターナショナル・エクワイン・ポダイアトリーセンター獣医師)
● PAマイナスへの対処法の実演、装蹄師が理解すべき解剖学・生理学に関する講義−ヘイドゥン・プライス氏(英国馬術連盟コンサルタント装蹄師)
● 競技馬の特殊装蹄法実演−スチュアート・ムーア、ザム・サレスキー(ルード&リドル・エクワイン・ホスピタル装蹄師)

 

ここでは、いくつかの講演内容の一部をご紹介します。

ルード&リドル・ポダイアトリー講習会のレポート記事一覧

※ 2019年4月12〜13日にルード&リドル・エクワイン・ホスピタルにて開催されたポダイアトリー講習会におけるMaarten Oosterlinck氏の講演「装蹄療法に必要なバイオメカニクスの基礎」にて紹介されたデータとともに、関連するデータをご紹介します。革パットを挿入することで着地時の衝撃が大きくなる蹄壁に加速度計を固定し、16種類の装蹄法における着地時の衝撃を比較したところ(馬2頭、速歩4...

※ 2019年4月12〜13日にルード&リドル・エクワイン・ホスピタルにて開催されたポダイアトリー講習会における Raul Bras 氏の講演の概要をご紹介します。講演では、深屈腱切断術の予後に関する文献の紹介、切断術の手技の説明に加え、複数の症例報告を通して早期に深屈腱切断術に踏み切ることの重要性が強調された。● 深屈腱切断術は予後が悪いと言われることが多いが、それは早期に深屈腱切断術に踏み切ら...