栄養学の基礎知識記事一覧

馬は草食動物なので、粗飼料を十分量食べさせることが重要である。● 粗飼料…繊維含量が多く、デンプン含量が少ない例)乾草(チモシー、アルファルファなど)、ヘイキューブ、ビートパルプ● 濃厚飼料…繊維含量が少なく、デンプン含量が多い例)エン麦、圧ペン(トウモロコシ)、フスマ、米ぬか粗飼料の1日当たりの推奨給与量は、馬体重の1〜2%以上が目安で、運動によって不足するエネルギーを濃厚飼料で補う。濃厚飼料を...

主な成分とその役割● ビオチン … エネルギーを作り出す手助けをしているビタミン。皮膚や粘膜、蹄や毛の健康維持に深く関与している。● 亜鉛 … 細胞を収縮する上で必要不可欠なミネラル。炭水化物を消化吸収したり、タンパク質を合成したりする反応にも関与し、表皮組織(皮膚や蹄など)を健全な状態に保ち、ビタミンAを運搬・利用する機能も担う。● 銅 … 好中球(白血球の一種)産生に関与するとともに、白血球が...

セレンとはセレンとは生体が必要とするミネラルの一種で、体内で生じる活性酸素から細胞を守るはたらきを担っている。500kgの馬が1日に必要とするセレンの量は運動強度に応じて1mg〜1.25mgとされており、乾物飼料1kgあたりのセレンの含有量が0.1mgであれば欠乏症を防ぐことができる。セレンが欠乏すると筋の健常性が保てなくなって筋萎縮すると考えられてきたが、セレン欠乏症とされる症状が見られる馬はビ...

● 肥満馬の体重を減少させたい場合、穀類の給餌を止めるとともに、乾草の1日給餌量を以下のように段階的に減らす。乾草のみの給餌になるため、ビタミン、ミネラル、必須アミノ酸を含むサプリメントを与える必要がある。<乾草の1日給餌量>現時点の体重の1.5% → 4週後に変化が認められない → 理想体重の1.5%    → 4週後に変化が認められない → 理想体重の1.25%● ポニーの場合、乾草の1日給餌...

蹄葉炎に罹患している馬がインスリン抵抗性を呈す場合、水溶性炭水化物の摂取量を抑えることが最重要だが、他の栄養素の摂取量にも気を配る必要がある。ヒトや実験動物では、特定の栄養素の過不足により、インスリン抵抗性が上がることが報告されている。特定の栄養素を過剰量摂取させることで相対的に別の栄養素の吸収量が下がるため、サプリメントの過剰添加は避ける。@ 乾草の選択可能であれば、NSC(非構造性炭水化物 ※...

馬モーターニューロン病とは突然、震えが観察されるようになったり、起立時に連続的に後肢の体重を移動したり、横臥している時間が長くなったりする病気。原因はビタミンEの欠乏であると考えられている。馬モーターニューロン病の症状身体の震えが観察されるようになる前に、筋肉の萎縮による顕著な体重減少が観察されることが多い。また、尾根が挙上し、頭部が常に低い位置に保たれることが多い。まれに、震えや後肢の体重移動が...